アメリカ留学記② 〜初"ホームパーティー"〜

 

こんにちは。

 

早くもアメリカ留学記、2回目になります。

 

今回は受け入れ先の教授(イタリア系アメリカ人)がThanksgivingdayのホームパーティを開くということで、お誘いを頂き参加してきたので、そのことについて書きたいと思います。

 

中の人は初めてのアメリカで、ホームパーティーの要領が全く分からなかったのですが、facebookで友人の外国人に聞くと手土産は絶対に持っていけ、ということだったので無難にワインを一本持って行きました。

 

これが渡すときに特別驚かれるわけでも、変に感謝されるわけでも、微妙な雰囲気になるわけでもなく、スッと受けっとてもらい自然に空いたので良かったです。

こういうところで物事が無難に運ぶことに安堵するあたり、自分は日本人だなあと思わずにはいられないですね。

 

 

教授に寮まで車で迎えに来てもらい、可愛らしいイタリア人のPhDの学生も拾って、彼女と一緒に教授宅に到着。

どうやら一番乗りだったようです。

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教授がイタリア系ということで、くる人のほぼ全員がイタリア人で、公用語がイタリア語になっていました。

イタリア語って何となく歌みたいで耳にいいですね。

 

そんな中でイタリア人の女性と結婚したアメリカ人のおじいちゃんが居たので話していました。

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彼の話す英語が歳のせいなのか、非常にゆっくりと穏やかだったため分かりやすく良かったです。

日本に行ったことがあるよ、というのでいつ来たのか聞くと、「1960s」ってw

神戸で海軍の仕事があったとかなんとか言ってました。

すごい時代を生きてきたんですね。

この人が非常に優しくて、中の人が他の人との会話で英語を聞き取れずポカーンとした顔をしていると、平易な文章でゆっくりと意味を教えてくれたりしました。

トビリシを旅行中にもイギリス人のおじいちゃんと出会い一緒に旅をして色々教えてもらいましたが、年配の人には何か若者を助けたくなる特性があるのかもしれないです。

 

初めはスタンディングで軽くオードブル的なものを。

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ナゾのパン。

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この生ハムが美味しかったです。

しかし先端にしか巻いていないためすぐにただの味気ないパンを味わう羽目になります。

それでもなおこの生ハムは美味しかったですね。

 

その後は席について、食事を。

まず出てきたのがcannelloni?だったと思います。

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ラザニア!ラザニア!と言うとこれは巻いてあるから違う、カネロニだよ、と言われました。

なんかこれにトリュフをかけて食べるらしく、今更ながら人生初トリュフ。

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珍味好きを自負する中の人ですが、これは珍味では無いですね。

変わった味ならとりあえず喜ぶ質なのですが、どこかで食べたことがあるような味で、今まで全く味わったことがないベクトルの味では無かったので残念でした。

 

 続いてメインのTurkey.

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Thanksgivingでは定番らしく、教授が直々に解体してくれました。

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ちょっとザッケローニに似ており、カッコイイ方です。

なんでこう外国人はハゲ散らかしていてもカッコイイんでしょうね。

デブでハゲでカッコイイ中年男性って日本人じゃほとんど見たことないですが、欧米人だとザラにいるのが怖いです。

アジア人は無理なのかと思いきや、毛沢東なんかはカッコイイですよね。ほんとに。

 

どんどん解体していきます。

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解体し終わっていざ食べるぞとなったときに、またしてもこれぞアメリカというような毒々しいソースが出てきました!

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いかにグロテスクな色のソースを作れるかは彼等の至上命題なんでしょうか…

これをチキンと一緒に食べるんだ!なんてアホなこと言い出すので、ちゃぶ台ひっくり返して帰ろうかと思いましたが、郷に入れば郷に従えと言うことで試しに食べてみます。

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はい、普通に不味いです。

こんなに美味しいチキンをどうしてこんなソースと一緒に食べなければいけないのか。

教授曰く、イタリアでもこのようなことは無いらしく、これはアメリカ流らしいです。

「僕は慣れたから大丈夫だけど、普通は美味しくないよね!ハッハッ」

って…じゃあ出すなよ…笑

 

じつはもう一つ、この七面鳥を丸焼きにしたときに出た脂をベースにしたソースがあって、それが美味しいのなんの。

アメリカに来て初めてUMAMIを味わった瞬間でした。

鳥から出たエキスが美味いという単純なことにもっと気付いて欲しいですね。

 

 

そんなこんなでワインもたくさん空け、非常に楽しい会でした。

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今日来ていた人たちは皆気さくで良い人ばかりでした。

結構な内輪のパーティだったと思うのですが、そんな中によく分からないアジア人が来ても、「Chao!」と言って握手してハグしてくれるあたり懐の深さを感じました。

食事中も変に気を遣われる訳でもなく、自然に接してくれたのも良かったです。

 

それと、こういうときの鉄板ネタとしては

日本では「the moon is beautiful tonight」は「I llove you」って意味なんだぜ。

っていうのがあります。

これは経験上、かなりの確率でウケますし、少なくとも話の種にはなるのでオススメです。

maybeは日本ではnoだ、みたいな軽いジャブを入れておいて、もっとすごいのがあってな、って感じで言えばなお効果があります。

 

 

コミュ力が乏しいと言われている中の人ですが、なんとか無事ホームパーティーをクリアすることが出来ました。

この滞在を通して人並みのコミュ力くらいは養えることが出来ればいいと思っています。

 

それではまた〜