なぜ僕はブログを書くのか。ニッチな情報を発信する意味。

 

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こんにちは。

 

ブログを書く人なら誰もが1度は考えたことがあるであろう『なぜブログを書くのか』について僕なりの考えを書き記しておこうと思う。

 

なぜブログを書くのか。

その問いに答えるために、現在までにおける僕とブログとの関係から説明をしたいと思う。

何かをしよう、そう思ったときに検索エンジンにキーワードを突っ込んでインターネット上の情報を漁ると言うことは、誰もが1度は、というか100回以上は、したことがあることだと思うし、僕もよくやる。

 

『大阪 梅田 居酒屋 おすすめ』

 

みたいに検索してみれば、食べログやぐるなび、NAVERまとめみたいな巨大なサイトが上位に出てきて、瞬く間に予算や趣向に合ったお手頃のお店が見つかってしまう。

非常に便利だ。

 

でもそうじゃない場合もある。

何でもすぐに知れちゃうインターネットも、ほとんどの人が興味を示さないようなこと、でも1000人いたら1人くらいは知りたいかも知れない情報に対しては恐ろしく使えなかったりする。趣味なんかはまさにその典型だと思う。

そんなときに辛うじて引っかかってくれるのは大手巨大サイトじゃなくて、小さなブログだったという経験はないだろうか。

例えば『旧ソ連のグルジア(現在はジョージア)という国に旅行がしたいなあ』と思ったとする。恐らくこんなことを思う人は"良くて1000人に1人くらい"しかいない。もっと少ないかもしれない。でもその稀有な1000人に1人は検索エンジンに

 

『グルジア 旅』

 

と言うキーワードを突っ込んで何とか情報を得ようとする。そうするとグルジアを旅行したことのある旅行者が書いたブログがいくつか引っかかって、そこから細切れではあるけれど何とか旅行に使えそうな情報が手に入る。

僕自身もこのようにして今まで色々なブログからたくさんの情報を得てきた。

 

例えば、グルジアやアルメニア、中国の内陸部など、あまり人が行かないような場所を旅行するときに旅行者のブログから得られる情報はとても役に立った。

プログラミングで意味不明のエラーが出たときは備忘録として片っ端からエラーの解決法を書いてあるブログにお世話になった。

登山スケジュールを決める際にも、リアルタイムでの登山道の状況を教えてくれるブログやルートの楽しみ方を紹介してくれるブログが参考になった。

大手サイトには載っていないような小さな居酒屋、立ち呑み屋情報や、そのお店のおすすめの料理やお酒など、詳しく紹介してくれるブログもあった。

 

そんなふうにして"ニッチだけど誰かが必要としている情報"を僕はたくさんの人のブログから得てきた。

 

でもやっぱり、いくら検索しても良い情報が出てこない場合もある。

そんなことが繰り返し起こるにつれて、まだ誰も書いていないなら実際にやってみて自分が書けばいいじゃないか、そう考えたのが元々ブログを書こうと思ったきっかけであり、今現在ブログを書いている一番の理由になる。

かっこ良く言えばネットで検索しても分からないこと、その空白地帯を開拓してやろうと思ったわけだ。

それにはちょっとした感謝も含まれている。と言うのは自分が今まで得てきたニッチな情報を書いてくれた誰かに対する感謝、そしてもらった分は出来るだけ返したいという思いもあった。

 

そして書き始めて分かったことは、思ったことを自分の言葉で他人に分かるかたちの情報として発信することが思ったより何倍も難しくて、それでもやっぱりそれは楽しいということ。

あとはアクセス解析を見て、どんな情報を求めて僕のブログに辿り着いているかを分析し、それを新たな記事に反映させたり、タイトルやリンクの貼り方を工夫したり、簡単そうに見えるブログでも色々工夫したり改善できることはたくさんあって面白い。

自己啓発書っぽいことを言えば、今後アウトプットする能力というのはどんどん重要になってくると思うし、そういう意味でもブログを書くことはその第一歩としておすすめだと思う。

 

 

つまり最初の問いに対する答えはこうだ。

今まで自分がたくさんのブログからもらった情報の恩返しの意味を込めて、まだ誰も書いていない情報、"ニッチだけど誰かが必要としている情報"をインターネット上に提供したいと言うのが第一にある。

そして書き始めるとブログを書くことは思ったより大変で、でもそれが楽しくて面白くて得るものもたくさんあって、そういう意味でも書き続けているという側面も出てきた。

 

 

というわけでバズることに固執せず、これからも可能な限り"ニッチだけど誰かが必要としている情報"を書き続けていきたいと思う。

 

おしまい。