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世界報道写真展に行って感じた、瞬間を切り取るということ。

 

大阪のハービスHALLでやっていた、世界報道写真に行ってきた。

大阪駅が最寄り駅ということで、いつものように梅田まで電車で行って、そこから歩いて行ったんだけど、思いの外遠かった。

 

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こんな感じの地下道を通って行って、やっと到着。

 

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梅田の地下って迷路みたいになってるんだけど、このハービスHALLはその最西端にある。

 

アップの写真は載せられないけど、撮影自体はオッケーだったので、撮った写真はこんな感じ。

 

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どれも迫力のある写真で、入場料を払って見る価値は十二分にあったと思う。

 

個人的にすごく楽しめた。と言うのは、報道写真というのは基本的には皆が知らないことを伝えるために、人が行かない(行けない)場所に行って撮った写真で、それは僕が一眼レフを買った理由と少し被るところがあるからだ。

 

もともと遠くへ行くことが好きで、それもなるべく人が行かないところが好きで、そういうところに行ったときに、綺麗な写真を撮りたいと思ったのが、良いカメラを買った理由だった。そして世界報道写真展の写真はまさに、そういう写真のオンパレードだった。

 

報道写真を見て感じたのは、良い写真は瞬間を切り取った写真だということ。

"瞬間を切り取る"ということは逆説的に、その瞬間以外を強く感じさせることを意味していて、つまりどの写真にもその瞬間以外の幅を持った時間が、その瞬間の写真に凝縮されている。

 

だから、ただそこにあるものを上手く撮った写真よりも、前後の時間的なダイナミクスを感じさせる写真が良い。

 

一番単純なのは人が写っている写真。これはどんな写真であろうとも、その前後には動きがあって、ある程度はダイナミックに映る。旅行中に話題になったのが、結構頑張って撮った風景画より、スマホで適当に撮った旅行者や現地人との写真の方がSNSに上げた時の反応が良いということ。色々頑張って、そこまで辿り着いて、撮った写真が絵葉書に載っているような、ただの綺麗な写真では何も面白くない。

勿論、人が映っていない写真が良くないという訳じゃなくて、ただこの前後の時間的なダイナミクスには、幅があるんだと思う。例えばスポーツの決定的瞬間をとらえた写真がこの写真展にもあったけど、これは非常に短い時間の中での一瞬を切り取った写真、一方で例えば大自然を映した写真は、その一瞬を切り取ることで、見る人に悠久の地球の歴史の流れを感じさせることが出来る写真、というように写真によって持ってる時間的な幅が違う。

ただ後者のような写真を撮るのはなかなか難しい訳で、多くの場合、"ただの風景画"みたいな写真しか撮れない。それに比べて単純に楽しそうにしている人を、パシャパシャ撮っていれば、その写真はそれなりにダイナミックに映る。

いずれにせよ自分が撮りたい写真は、上手い写真じゃなくて、時間的な幅を感じさせるような写真だと、写真展を見てきて気付いた。

 

大阪での開催は終わっちゃったけど、この写真展自体は今後も色々な場所で順々に開催される予定なので、近くに来た時は見に行くことをおすすめします。

 

www.asahi.com

 

夏は暑すぎてカメラなんか持ち歩きたくなかったけど、だんだん涼しくなってきたし、そろそろ撮りに行こうかな。

 

 

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おしまい。