キエフにあるチェルノブイリ博物館に行ってみた。
本当はチェルノブイリツアーにも参加したかったんだけど日本円で2万円近くする高額ツアーで諦めた。
場所は地下鉄の215番の駅で降りてすぐの場所。入り口が少し裏通りににあって分かりにくいけど地図を見ていけば簡単に見つけられると思う。外に戦車みたいなのが置いてあったからこれを目印にすると良いかもしれない。
チケット1枚約50円で入場に1枚、カメラ持ち込みに3枚という感じのシステムだった。もちろんカメラも持ち込んだので合計200円ほど。またそれとは別に音声案内のレンタルが250円ほどで借りられて、英語ロシア語ドイツ語フランス語など、そしてアジアでは唯一日本語まであって驚いた。中国語がなくて日本語があるってかなり珍しいね。
博物館に入ってすぐのエントランスには福島の原発事故に関する展示もあった。
中の様子は今まで博物館では感じたことのないような陰鬱な雰囲気で沢山の亡くなった人たちの写真が展示されていた。当時ソビエト連邦は当初事故を隠蔽していたから、放射性物質が拡散したのを知らされなかったせいで被爆してしまった人もたくさんいたらしい。
そして驚いたのが広島と長崎の原爆投下に関する展示があって、チェルノブイリの事故に対する応援メッセージや折り鶴を当時日本が送っていたこと。
初めエントランスで福島の原発事故の展示を見たときは
『チェルノブイリの事故→福島の事故』
という位置づけであの展示があると思ったんだけど、実はそのもっと前に原爆投下があって
『広島長崎への原爆投下→チェルノブイリの事故→福島の事故』
という位置づけで、福島の事故前からこのチェルノブイリと日本には深い関係があったんだね。
結構日本人の訪問者も多いみたいだし、日本語の音声案内もあるからオススメ。
近くに来た際は是非。
そんな感じ。
おしまい