お盆休みということで実家の富山に帰省した。
もともと友達と水晶岳に行こうという話だったんだけど、仕事が入ったらしく延期。
というわけで父親と白馬岳に登ってきた。
栂池から登るルートもあるんだけど、今回は白馬岳の醍醐味のひとつである白馬大雪渓から登ってきた。
猿倉荘からスタート。
白馬尻まではだらだらとした砂利の登り坂。車が通れる道だけど一般車両は進入禁止になっている。
途中で白馬岳の頂上付近が見えた。ここから見るとかなり遠い。
1時間ほどで白馬尻に到着。
例年に比べて雪が少なかったせいで、雪渓が全然ない…
父親曰く、昔来たときは白馬尻から雪渓が続いていたらしい。
仕方ないので水が流れている脇から登っていく。
ここがすごく涼しくて、上流の雪渓で冷やされた空気が下流に向かって吹いてきていた。天然のエアコン。
だいぶん登ってきて、こっから雪渓歩き。
モンベルで買った簡易アイゼンを装着。
白馬大雪渓はアイゼン無しでも歩けないことはないけど、これのおかげでかなり楽に登れた。
アイゼンの爪が雪に刺さる感じが気持ちよくて、ますます雪山をやりたくなった。
猿倉荘でもアイゼンは1000円くらいで売ってたから、持って無い人はそこで買ってもいいかも。
途中クレバスがあった。
結構歩いて雪渓終了。
ほんとはもっと長いはずなんだけど、これだけでも十分楽しめた。雪渓を歩いているときは楽だったんだけど、雪渓歩きが終わってからかなり体力を消耗していることに気付いた。
雪渓歩きが終わってからは、疲れに追い打ちをかけるような急坂。
この登り坂がなかなかきつかった。
急坂が終わってからはお花畑の中を登っていく。ここから見える杓子岳がかっこよかった。
そんな感じで白馬岳頂上宿舎に到着。
午後3時と遅めの到着だったからテント場が混んでた。
夕焼けの白馬岳と杓子岳。みんな写真撮ってた。
夜9時ごろに寝て翌朝は4時半に起きて、5時前から登頂開始。
出発が遅れてご来光が見逃した…
まあいいんだけど。
朝焼けの白馬岳が綺麗。
見下ろすとこんな感じで一番右に見えてるのが剱岳。
そこからずっと左まで山脈が連なっていって槍ヶ岳も確認できた。
パノラマ写真。前回の八ヶ岳に続いて、今回も雲海が綺麗だった。
頂上。
下山時は行きよりも天気が良くて、雪渓からも山がきれいに見えた。
白馬岳は後立山縦走の起点になっていて、テント場でも翌日からの縦走について話し合う声がたくさん聞こえてきた。栂池の方からゴンドラを使うルートなら一気に1800mまで行けるし、そこから何日もかけて縦走するのは楽しいと思う。
白馬岳は雪渓もあれば岩場もあるし、危ないところはなく初心者にも登りやすい、そこから南に向かって縦走もできるし、大きな山小屋もあって快適。今回登ってみて人気と言われる理由が分かった。
他の山に比べてアクセスは決して良くはないけど、東京からなら「あずさ」で直通だから意外と来やすい山かもしれない。
みなさんぜひ登ってみてください。
そんな感じ。
おしまい