社会人1年目を終えて、今年度の読書生活の総括と2年目に向けて

 

こんにちは。

 

3月は別れの季節ですね。ちょうど1年前に大阪の大学院を卒業し、社会人になってから1年がたったことになる。そこで今回はこの1年の読書生活について振り返りたいと思う。

 

f:id:yoshida_lab:20170326122351j:plain

 

兎にも角にも乱読の1年間だった

まず何冊読んだのか?ということだけど、この1年で70冊ほど本を読んだ。もちろん本一冊といっても辞書のように分厚い本から、ペラペラの新書までさまざまだから、一概に冊数でどうこう言えない。ただ目安として1年間で70冊ほど本を読みましたということ。

そして読んだ本のジャンルなんだけど、金融、経済、社会、SF小説、恋愛小説、ノンフィクション、哲学、思想、科学、ビジネス、と自分でもびっくりするくらい一貫性の無いラインナップ。とにかく面白そうなものを片っ端から読んでいったという感じ。

 

その中で、「何人かこの著者の本は面白い!」とハマってしまった人がいるので紹介しておく。

 

まずは野口真人のファイナンスに関する本。

 

 

 

 

どの本も社会人として知っておくべきお金の知識が得られるから読んでおいて損はないはず。特に社会人1年目におすすめなのが『私はいくら?』

著者はファイナンスの専門家で、ファイナンス的な視座から、社会人として自分の価値を高めていくことの重要性が書かれている。キャッシュを生む力の大切さが理解できる良い本。

 

次に高野秀行の本。

 

 

 

 

高野秀行の本はどれも面白すぎて、気付けば10冊以上買って読んでいた。普通の人は絶対に行かないような辺境に行って、そこで起こったことが面白可笑しく書かれている。どれも社会人生活には全く役に立たなさそうな本に思えるかもしれないけど、是非サラリーマンに薦めたいのが『アジア新聞屋台村』

 

 

他の本と同じく話が面白いということに加えて、「こういう仕事観もあるんだ」と目から鱗が落ちるような内容になっている。最後はちょっぴり感動してしまう場面もあって、色んな意味で楽しめるノンフィクション小説だと思う。


他にも定番と言われるようなビジネス書は読んでおいて損はないと思うし、実際に読んだ。今年に関して言えば本屋でも平積みになっている『サピエンス全史』は素晴らしかった。人生で一番衝撃を受けた本と言っても過言ではないくらい。

他にも紹介したい本はたくさんあるけど、紹介しだすとキリがないのでここら辺でやめておく。

 

 

社会人こそ本を読む時間がたくさんある

この1年間、平日はほぼ毎日8時40分から22時近くまで会社で働いていたのに、70冊も本を読んでいたことに驚いた。この数はきっと大学時代の1年間に読んだ本の数より多いんじゃないか。

その理由は社会人は嫌でも生活にリズムができて、その中に読書時間を組み込んだから。僕は毎朝8時に出社して始業時間までの30分間、本を読んでいた。あとは昼休みに5分10分空いた時間があれば、すかさず本を開くようにしていた。

大学時代、本をすごく読む時期は四六時中本を読んでたんだけど、ちょっと別のことで忙しくなると途端に読書量がゼロになるというような状況だった。習慣の力というのは恐ろしいもので、まとまった時間が取れなくても、毎日積み重ねていくと気付けばとんでもないところに来ているらしい。

 

 

2年目はテーマを絞って熟読を

1年目の読書はとにかく面白そうなものを片っ端から読むという、乱読が中心だったけど、2年目は少し難しめの本の熟読をしてみたいと思う。

それと、今年度は読んだ本は読みっぱなしにしていることが多かった(というより全部そう)けど、本の内容を分かりやすくまとめてアウトプットすることをしたい。読書会なんかも開いてみたいんだけど、周りに本好きの人がいないし、いたとしても同じ方向性の読書をしているとは限らないし、なかなか難しそう。

テーマについても絞って、それに関する複数の本から学んだことの総体や自分の考えをまとめられるようになれば文句なしだと思う。

 

そんな感じで来年度も本と付き合っていきたいと思う。

 

おしまい