こんにちは。
今回は久々に登山記事を書こうと思う。
先日、実家の富山に帰って焼岳に登ってきた。
焼岳は日本百名山に指定されてはいるものの、そこまで有名でもなければ、人気の山でもないと思う。3000m級の山がひしめき合う北アルプスにおいて、2400mくらいしかないということや、最南端に位置しているため、メインの山々からの縦走に不向きということがその理由だと思う。
ただし、活火山という他の山にない特徴を持っている。まあ、それも御嶽山噴火を考えるとただのリスクでしかないのかもしれないけど。
今回、運動不足の父親を誘ったということで、日帰りで手ごろな山は無いかと調べて出てきたのがこの焼岳。山と高原地図でのコースタイムが登り3時間、下り2時間と十分日帰り可能な山。
というわけで新中の湯ルートから焼岳に行ってきた。
駐車場は小さいけど、登山口がある安房峠の国道は安房トンネルができたおかげで、もはやほとんど使われていないため、今の込み具合だと適当に路上駐車ができる。
ハイシーズンの土曜日の朝7時に到着したところ、駐車場は満杯だったけど、ちょっと登った路肩に駐車できるスペースがあった。
というわけでこれが登山口。
なんか入り口には活火山を注意喚起する看板が立っていた。
最初の10分くらいは緩やかな登りだけど、すぐに急坂になる。
初めにググっと高度を上げた後はしばらく緩やかな登りで広場に到着。
ここまで1時間強くらいかかる。
早い人なら余裕で1時間切れるかなというところ。
ここから焼岳が綺麗に見える。
右が北峰で左が南峰。南峰は危ないので登頂禁止になっているみたい。
ここからは少し歩くと森林限界に出て、低い草木の中を歩いていく。
少し見えにくいけど、北峰と南峰の鞍部から蒸気が噴出している。
岩場という岩場はなく、普通に歩けば登っていけるような登り坂。
近づくにつれて、噴火口の迫力が増してくる。
広場から1時間強歩いたところで、鞍部に到着。
そこから向こう側の湖が見られた。
鞍部から見た南峰。
みんなここにザックを置いて北峰に登っていた。
てか、北峰まで歩いてすぐだからそんな必要は無いと思うんだけど。
北峰はこんな感じ。
右からぐるりと回って、後から登頂する感じ。
これがその、北峰の後ろ側。右上に人がたくさんいるのが見えるけど、ここは一人ずつしか通れず、交通渋滞を起こしていた。
近くには蒸気が噴出していて、かなり硫黄臭い。
というわけで山頂。
山頂からまず見えるが、北アルプスのメインである穂高岳。
左には槍ヶ岳も見える。
そこからさらに左を見れば笠ヶ岳が見える。
笠ヶ岳かっこいいよなー。
今一番登りたい山。
右を向けば霞沢岳とかがある。かなりマイナーだけど、割と大変な山みたい。
笠ヶ岳と槍ヶ岳の間が立山方面。よく分からないけど薬師岳とか黒部五郎岳とか見えたのかな。
帰りは2時間ほど歩いて下山。
面白い雲が出てきていた。
焼岳は初心者にとって登りやすいオススメの山だと思う。
少し体力のある人なら、登山初経験でも登れるレベルの山。
この山頂の景色を見て、山にハマるってこともあるはず。
北アルプスって立山以外は日帰りで登れる山がほとんどないけど、そんな中で焼岳は日帰りで登れる数少ない山だし、非常におすすめできる。
そんな感じ。
おしまい