『GT-2000 new york』のアッパーが破れたから『GT-2000 new york 3 SW』を買ってみた。

 

1年以上履いた GT-2000 new york

 

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走行中にふと違和感を感じて見てみると右足の靴のアッパーの外側が破れていることに気付いた。

 

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去年の春に買ってから約一年半履いてきたからそろそろいい頃合いだったのかもしれない。今思い返すとこれが初めての"ちゃんとしたランニングシューズ"だったから少し感慨深い。ランニング自体はもともと好きで、高校の頃からよく走っていたんだけど、いつも適当な運動靴で走ってたから専用のランニングシューズは買ったことがなかった。

 

これを買った当所は走るのが面白くて仕方がなくて、1日12km走るような日々もあった。その頃は基本的には5mins/kmくらいで6~12km走ることが多かった。最近は雨が降らなければ毎日安定して6kmを走ってる。

 

思い出に残ってるのは二つあって、ひとつは今言ったように大阪府道の箕面池田線を走る12kmのコースをよく走ってたこと。一番良いときは50分くらいで走ったこともあったからそれなりにまともなランナーだったと思う。

もうひとつはアメリカに留学に行ったときにミシガンで走ったこと。あのとき感じたのはアメリカを走っているというよりは、「自分は今北米大陸を走っているんだ」と感じるような開放感。実際留学先の大学付近は本当に広々としていてアメリカらしい広大な田舎だった。あそこで走るのは日本とは比べ物にならないくらい気持ちよかった。

 

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そんなわけで新しく買ったのがこの GT-2000 new york 3 

今は4が出てるからこの3は楽天で安く売られてた。前回サイドのアッパーが破れたということでスーパーワイドにしてみたけどちょっと大きいなと思ったので、100円ショップのコルクボードを中敷きの形に切り取って中敷きの下に敷いてみた。

 

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走ってみた感想としては使い始めだからかもしれないけど、以前よりクッション性が良くなった気がする。

正直毎日6kmしか走っていないようなヒヨっ子ランナーだからマラソン完走するような靴を評価する立場にないんだけど、これならこれからもずっと走れそうな気がした。

 

そして走ることに関しては以前に読んだ村上春樹の「走ることについて語るときに僕の語ること」が自分の中ですごく心に残ってる。

一番心に響いた部分は

 

もし自分で決めたルールを一度でも破ったら、この先更にたくさんのルールを破ることになるだろうし、そうなったら、このレースを完走することはおそらくむずかしくなる。

 

という部分。これは毎日走ってるランナーなら誰しも共感できると思う。

それは「今日は頑張ったし/忙しかったし、今日くらい休んでもいいだろう」という気持ちがどこからともなく沸いてくるということ。この気分を味わったことがないランナーはいないと思う。そういったランナーであれば誰しもが感じることを彼なりの言葉で巧く書いてくれるのがこの本のいいところだ。

そしてこの本に書かれていることは何もランナーだけのことじゃなくて、生きていく上で結構大事なことだったりするから面白い。是非おすすめしたい本。

 

走ることについて語るときに僕の語ること (文春文庫)

 

 

そんな感じ。

 

おしまい