航空券は日本からイスタンブールの往復券だったので、モルドバからイスタンブールまで戻ってきた。チケットは一週間前には60ユーロほどだったものが直前には100ユーロにまで上がっていた。航空券は直前に買うことが多い。と言うのは事前に余裕を持って航空券を買った場合、ルートが固定されてしまうから。だから本当は日本からイスタンブールの往復券じゃなくて片道券が良かったんだけど、今回は成田-イスタンブールが5万を切るという破格の値段だったから片道ではなく往復券を買った。
モルドバからはモルドバ航空。日本人からすると誰がこんな航空会社使うんだよって感じ。Wikipediaの日本語版によると5機しか機体を持っておらず、格安でヨーロッパの各地へ運航しているらしい。この数が多いのか少ないのか知らないけど、5機って相当少ないんじゃないのかな。しらんけど。
そんなわけでイスタンブール!
やっぱり観光地ってシンプルに綺麗な写真が撮れるね。
夕食はトルコの庶民の食堂"ロカンタ"へ。ネットで調べると旧市街から30分ほど歩いた場所に安いロカンタがあるということで、そこへ行ってみた。
場所は"Küçük Pazar Cd"と言われる通りでここまで来ると観光客もおらず、トルコ名物の鯖サンドやケバブも中心部より100円以上安くなっていた。
おっちゃんがやってるケバブ屋。
パンに挟むタイプはなんと2TL(1TL≒40円)だから約80円。基本的には日本でもよく見る薄い生地に巻いたタイプのケバブ(名前忘れた)が少し高めで、こっちのパンに挟むタイプが一番安い。日本じゃ知られていないけど、トルコのパンって中がモチモチで本当に美味しい。
そしてお目当てのロカンタ。
中はこんな感じでトレーを取って適当に指差したら皿に盛って提供してくれる。最後にお会計だから大学の学食なんかと同じ仕組。
基本的にはスープとパンはマストで、パンをスープに浸しながら食べる。その他に適当にオカズを取るという感じ。
中はこんな感じで地元のトルコ人しかいない。
確かこれで6.5TL(約260円)だったはず。基本的に肉系のオカズを頼むと値段が跳ね上がる傾向にある。その上肉系は臭みの強いラム肉だったり、大して美味しくないチキンだったりするから無理に頼まなくても良いと思う。
今回はパスタっぽいもの入りのトマトスープ、少し酸味のある野菜の煮込み、バターライス、パン。ライスは基本的にはバターライスで、こっちの人はこれをおかずとして食べている。日本人のような"ご飯と何か"というご飯の部分はパンが担っているから。
パンは基本的に無料か、超激安だからいくらでも食べてよい。最安で収めたかったらスープが50円程度だからそれで無限にパンを食べれば幸せになれる。
別の食堂だけどこんな感じ。
トルコ人に倣って塩スープに大量にぶち込む。唐辛子もおすすめ。みんなやたらスープに塩をかける。日本のご飯と同じで、少し塩分高めのものを炭水化物で中和させる感じで食べるのが美味しいんだと思う。
行き帰りに通った道を見てもやっぱり人の多い地区から少し離れると急激に安くなるね。
100円安いもののために30分歩くのって割にあっていないように思えるんだけど、安いものというのは基本的には庶民の食べ物で、それを探しに行くというのが旅の一つの醍醐味だと思う。
そんな感じで旅行は終了。
3週間は短いようで長いようで、やっぱり短かった。
今度は最低でも一ヶ月以上は行きたいけど、春から働くし、そんな長い時間旅行をするのは大分先の事になると思う。そう思うと少し悲しい。
そんな感じ。
おしまい