前に花が咲いたと紹介した断崖の女王。
この断崖の女王の花が落ち始めてきたので受粉させてみた。
本来は春先に咲くはずなのに、10月、11月の大阪の気温が高かったせいで勘違いして花を咲かせだしたらしい。
前回の写真がこれで、このときはまだ咲き始めの頃でやっと初めの二つが咲いたところ。この断崖の女王だけど花が開いたあとに、雄しべ→雌しべ、の順で伸びてくる。
初めは花粉の付いた雄しべが出てきて 、そのあとスッと雌しべが伸びてくるんだけど、自然には受粉しないから人の手で受粉させてやる必要があるらしい。
しばらくするとこんな感じで自然に花と一緒に雄しべが落ちる。
この写真の花の真ん中に見えてるのが恐らく雄しべで、向かって右側の白い部分に花粉がついてるから、これを爪楊枝かなんかで採集して雌しべにつけてあげた。
雌しべはこんな感じで本体に残ってる。
これで正しいのか分からないけど、とりあえずこんな感じで受粉させてみた。
このときは初めの花がひとつ落ちて、花が3本咲いてる。
そこからまたさらに一本花が落ちたところ。
三本目も落ちかかっている。そして新しい蕾がどんどん大きくなってきている様子。
花が咲き出すと植物って異常な動きの早さを見せるよね。チランジアなんかもそうで、普段はちょっとずつしか成長しないくせに蕾を付けだしたところからは信じられない早さで花を咲かせる。
動物だって子孫を残すときは必死で、その後すぐ死んじゃう虫や動物も珍しくないわけだし、すごい大きなエネルギー使うんだろうね。
その後、残りも花を咲かせて、いくつかの花が落ちた。
さらに上の写真から数日経った様子。
なんか変な液体が出てきている。甘いかなと思って舐めてみたら全然そんなことは無くて、酸っぱい味がした。
現在、咲き終わって落ちた花の数は7本。第一号の花の根元が大きくなってきているのがわかると思う。いつ種が取れるのか分からないけど、とりあえず様子を見ている。
また種が取れたら報告したいと思う。
そんな感じ。
おしまい