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東欧旅行記⑰ 豚の脂身の塩漬け、モルドバで食べたサーロのレベルが高すぎた!

 

前回ウクライナで食べた生ベーコン。

 

yoshida-lab.hatenablog.com

 

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このとき市場で何気なく試食した豚の脂身の塩漬けだったんだけど、ブログのコメントでこれがウクライナの庶民の味サーロと知って、モルドバでも同じものはあるだろうと思って探してみた。

 

サーロ - Wikipedia

 

そう思ったのがモルドバ最終日の夜でもう市場は空いていなかった。とにかく食べなきゃ気が済まない状態だったので、宿に居候中のウクライナ人の青年に頼んでサーロ探しに行くことに。

 

ちなみにこのウクライナ人の青年だけど、今までであった中で一番突っ込みどころ満載のやつだった。

 

彼は21歳とかなり若いんだけど、過去にロシアで不法労働が発覚して現在5年の入国禁止中、ハンガリーでも見つかって1年間のビザ申請禁止に処されている。過去には欧州の大都市でアフリカの楽器を道端で演奏して稼いでいたらしい。公園にテントを張って野宿しながら、食事はホームレスのための配給をもらいながらの生活。彼曰く欧州の各都市ではその配給のおかげで金がなくても飯が食えるらしい。ちなみに(ホームレス的な意味で)おすすめの都市はローマとのこと…

 

そんな彼の将来の夢はマラソン選手になることらしく、日本人の俺に「ユウキカワウチを知っているか?」と嬉しそうに聞いてきた。以前マラソンの聖地ケニアに下見に行ったみたいで、そのときにケニアのマラソンスクールでトレーニングしたいと思うようになって現在入学金を稼ぐ方法を考えているらしい。とはいえただでさえ安かったウクライナの通貨は2014年の革命以降暴落してしまったし、ウクライナのパスポートではほぼ全ての国でビザが必要。唯一ノンビザだったロシアも不法労働で5年間入れないし、ハンガリーでもそんな感じだから欧州すら怪しい。そもそも不法労働の前歴がある人間にビザの発給をするような国なんてあるのかという話。おまけにウクライナに帰ると徴兵が待ってるらしく、タイムリーなことにウクライナは現在ウクライナ東部で内戦中(実態は相手はロシア兵)。さらに彼はモルドバ滞在期限の3ヶ月を超えて現在6ヶ月の不法滞在中だから笑えない。

 

そんなむちゃくちゃな彼だけど、結構良い奴でサーロが食べたいというと、一緒に近くの店を何件も周って探してくれた。もちろん彼はロシア語ができるのでどの店に行っても話が早い。

 

まずはじめにスーパーで見つけたサーロっぽいもの。

 

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31LEI(1LEI≒6円)だから200円ほど。

 

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どちらかと言うと日本のベーコンに近いもので、外側がスパイスでコーティングされている。

 

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切るとこんな感じ。超美味しい。

生ベーコンというより生チャーシューみたいな名前があってると思う。(そんな名前の食べ物があるか知らんが…)

 

そして別の肉屋で見つけてくれたお目当てのサーロ!

 

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うん?

 

サーロは豚肉の脂身の塩漬けが一番ポピュラーなんだけど、後で知った情報によると生のものやスモークしたものもサーロというらしい。日本人の僕は生の豚肉は食べちゃダメって思ってるから、「これをこのまま食うんだ」というウクライナ人の青年に何度も本当かと問いただした。何度聞いてもその答えはイエス。とりあえず彼に毒味させてから恐る恐る食べてみた。

 

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味がほとんどしない…

それはそうで何もついていない生の状態だから味がするわけがない。ほのかに豚の香りがあるくらい。彼がこうやって食べるんだよと言って黒パンと粗塩を用意してくれた。

 

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ここからサーロを切り落とす。

 

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毛穴が見える皮も食えるの?と聞くと、食えるとのことなので皮付きで切り落とす。

 

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これに粗塩を振って黒パンの上に乗せればオッケー。

 

食べてみた感想は可もなく不可もなく…

塩漬けのほうが断然美味しい。

 

その晩はこれしか無かったのでこれに粗塩を振ってウォッカのツマミにして食べてた。彼曰くこれが真のウクライナ人さ!とのことなので本当の通は塩漬けなんて甘っちょろいものではなく生のサーロとウォッカでエンドレスに酒を呑むんだと思う。

 

ちなみにウクライナやモルドバには干物もたくさんあってこれがまた美味しかったりする。

 

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約14LEIなので85円ほどと激安。日本で売っているのより全然美味しかった。

 

そんな感じで東欧は酒飲み国家なので酒飲み上級者は行くべきだと思う。つまみのバリエーションはいくらでもあるし、今回紹介したような生のサーロに塩を振って食べだしたら立派な上級アル中患者になれる。

 

実はこのサーロは極寒のウクライナでは理にかなってる食料で、保存が効く上に寒い中食べたらすぐに熱になってくれる。食べ物は気候と密接に結びついていて、やはり酒飲みは寒い地域に行くべきだと思う。それは高度数のアルコールもそうだし、それに伴うつまみも絶品だから。

 

皆さん東欧は安くて美味しいのでおすすめです。

 

そんな感じ。

 

おしまい

 

 

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